「米産牛肉輸入再開について」

☆SRM(脳やせき髄などの特定危険部位)の除去

  前回からの続きになりますが、月齢確認による20ヶ月以下の牛を
輸入するため、SRM(脳やせき髄などの特定危険部位)の
除去をして安全な牛肉を輸入する内容になります。

米国産牛肉輸入再開の条件として下記の2点があります。
・月齢20ヶ月以下
・SRM(脳やせき髄などの特定危険部位)の除去

  BSEの疑いのある牛肉を極力排除するための処置としてこの2点が
輸入再開への条件となりました。
歯形により、牛の月齢をチェックして20ヶ月以下の牛肉のみを輸入。
万一、月齢確認に不備がありBSE感染の疑いがある牛肉が混入しても
SRM(脳やせき髄などの特定危険部位)の除去で危険を回避する。

ここでまた問題点があります。
このSRM除去の方法になりまして、日本では、特殊な吸引機で解体前に
SRMを吸引除去しますが、米国ではSRMの吸引除去ではなく、牛肉を
背骨から二つに解体したのちに牛肉を洗浄する方法で除去しています。
SRMのせき髄が牛肉に飛散したのちからの、洗浄除去。
豚肉では、この洗浄除去により取り除くことができますが、牛肉に
洗浄処理が有効とはいえません。
牛肉の脂身は網の目状の構造をしています。脂身に隙間があり、この
隙間にせき髄などの危険部位が入り込んだら、洗浄では取りきれません。

SRM除去は、月齢確認の不備などでBSE感染の疑いがある牛肉を日本に
輸入させないための最後の防波堤としての役割ですが、洗浄の有効性
も疑わしく、そもそも米国はSRM除去のための洗浄について、
グリア繊維細胞酸性たんぱく質(GFAP)をマーカーとした科学的検証
を行っていません。
米国政府は、SRM除去の安全性を保障するどころか、確認すらやって
いないのです。


結論は、米国産牛肉輸入禁止前と輸入再開後のBSEの危険性にたいしては、
なんら変わっていないのです。
最近、米国政府は、月齢確認を30ヶ月以下に緩和するように主張して
きています。
近い将来に、月齢確認は30ヶ月以下と緩和されると思います。

一般の飲食店は、米国産牛肉を欲しがっていますし、消費者も危ないと
思っていても国産牛肉より、安くておいしければ購入すると思います。
実際、国産よりも米国産の牛肉の方が、安くておいしいです。
年末、遅くても来年までにはスーパーなどで普通に米国産牛肉が
売られていると思います。
また米国産豚肉は、牛の肉骨粉を餌にしているので、豚肉も注意する
必要があります。

最後は、自己責任で食べてくださいと言うことになります。


009店長日記と更新情報

投稿日:2006年01月26日 更新日:2006年01月26日

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