明けましておめでとうございます。バーベキュー工房の有澤店長です。
  今年もよろしくお願いします。


「米産牛肉輸入再開について」

☆月齢確認

  前回からの続きになりますが、月齢確認による20ヶ月以下の牛を
輸入する内容になります。

牛が生まれてから何ヶ月経ったのかを確認する方法ですが、
例えば、日本では牛一頭当たりに番号を付けるのが義務付けられています。
牛の耳たぶに、黄色いタブが付いてあるのを見かけたことがあると思いますが
それが、牛の固体識別番号(トレーサビリティ)生まれた場所から育った場所
販売店まで照会できます。
これを見れば、牛の月齢がわかります。

問題なのがアメリカ・カナダは、固体識別番号を付けるのが
義務付けられていません。最近は付けた牛が増えているらしいですが、
全体から見たら圧倒的に少ないみたいです。
そこで、どうやって確認するかと言いますと、牛の歯を見て月齢を確認
する方法をとるとのことです。

歯を見るだけで月齢が簡単にわかるのか?
答えは、わかりません。
一年単位の年齢ならベテランであれば、見分ける事が出来るらしいのですが
一月単位の月齢を歯だけで判断するのは不可能とのことです。
中には、牛ロースの尻尾にある軟骨でも確認する予定があるという
話を聞いたことがありますが、そんな細かい作業を現地の社員がやれるのか
疑問です。ちなみに、と畜前一頭の検査所要時間は以下の通りになります。
日本でのと畜前検査一頭当たりの持時間は、約80秒。
米国でのと畜前検査一頭当たりの持時間は、約12秒。

米国では、歯による月齢確認は30ヶ月前後でないと出来ない主張。
30ヶ月前後の歯の変化でしか確認できないと主張している米国に、
20ヶ月以下の牛だけを輸入さるという日本の主張は基本的に無理な話です。

そもそも、何で20ヶ月以下の牛だけ輸入が認められているか?
科学的根拠がなく、単に20ヶ月以下の牛からBSEが発見されていないだけです。
何年か前から牛を使った動物実験で、何ヶ月目からBSEが発生するのかという
実験がされており、ある程度の結果は出て来てもおかしくないのですが、
これと言った結果の発表はされておりません。

まとめると、今の状態では月齢20ヶ月以下の牛だけを見分けるのは
困難ということになります。BSEに感染した20ヶ月以上の牛が輸入されるリスクは
あると言うことです。

それでも、SRM(脳やせき髄などの特定危険部位)の除去が
米国で完璧なら安全ではありますが、このSRMの除去にもかなりの
問題があります。


調べていくとだんだん怖くなってきますが、
次回は、この「SRM(脳やせき髄などの特定危険部位)の除去」
について書いていきます。


009店長日記と更新情報

投稿日:2006年01月04日 更新日:2006年01月04日

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